令和2年8月21日、玄海町議会の定例会が開催された。この会議では、野球場スコアボードの改修工事に関する契約や、税条例の改正が審議された。
まず、議案第47号として「玄海町野球場スコアボード改修工事請負契約」が提案された。脇山伸太郎町長はこの契約について、地域基盤整備支援事業に基づいたもので、契約金額は70,840千円であると説明した。工事は令和3年2月26日までに完了予定であり、入札には7者が参加し、落札率は92.00%であった。質疑において、特に意見は出なかったことから、議案は全員賛成で可決された。
次に、議案第48号の「玄海町税条例の一部改正」についても脇山町長が説明した。入湯税を引き下げ、課税免除の範囲を見直すことによって、地域住民の健康と福祉を増進する狙いがあるという。現在、入湯税を徴収しているのは玄海海上温泉パレアのみであり、県内の状況を考慮し、税額を50円に引き下げる。これに関しても質疑は無く、議案は原案通り可決された。
最後に、議案第49号の「玄海海上温泉パレアの設置及び管理に関する条例の一部改正」が提案された。脇山町長は、指定管理者制度を活用し、利用料金の上限を700円以下に引き上げることを説明した。これにより、管理者は利用者の区分に応じた料金設定を可能とし、施設の運営を安定させる狙いがある。質疑では、岩下孝嗣議員が料金設定に関する不安を表明するも、町長は適切な業者選定がなされることを強調した。この条例改正案も可決された。
以上をもって、令和2年の定例会は終了した。国と自治体が協力して地域活性化に取り組む姿勢が見られた。