令和2年玄海町議会定例会7月会議が開かれた。
この会議では、議案第46号に関する話題が中心であった。議案の内容は、仮屋地区海岸保全施設(4号護岸)の維持補修工事請負契約についてである。
脇山伸太郎町長は、工事の目的及び契約金額について説明し、79,200千円の契約を提案した。契約先は株式会社岸本組玄海支店であり、契約期間は令和3年2月26日までとされている。
工事内容に対しては様々な質疑が行われ、岩下孝嗣議員は、海岸保全施設の劣化について問うた。
岩下議員は、鋼矢板の腐食状況やその工法について詳しく質問し、現地の状況について明確な答弁を求めた。これに対し、中村大造まちづくり課長が、腐食状況の詳細や行う補修工事の手順について説明した。
また、日高大助企画商工課長は、この工事に関連して、原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業交付金について説明した。この交付金は、1号機の廃炉によって生じるものであり、その分配状況が工事に影響を与える旨の発言もあった。
質疑を終えた後、出席議員たちは異議なしとして、本議案を可決する決定を下した。議長は「議案第46号は原案のとおり決する」と採決を求めた。全員賛成により、議案は通過した。議会の議事はこれにて終了となり、午前10時44分に散会した。
今回の議会では、特に海岸保全施設の維持補修工事の重要性が強調され、地域の安全確保への取り組みが確認された。
今後の工事に対する住民の関心が高まりそうだ。