令和3年8月12日、玄海町議会では定例会が開かれ、数件の議案が審議された。
この日の会議では、北西の方向に位置する玄海みらい学園の校内LAN設備についての更新工事契約案や、手数料徴収条例の改正案が主要な議題に上がった。
まず、脇山 伸太郎町長が提示したのは議案第33号、玄海みらい学園校内LAN設備等更新工事請負契約についてである。町長はこの工事契約が必要である理由として、情報機器の耐用年数が経過している点を挙げた。
具体的には、「耐用年数が平均5年であり、校内の情報機器は既に6年以上経過しているため、新しい設備の導入が急務である」と述べた。
続いて、教育課長の中山 昌直氏が工事に関する質疑に応じ、更新対象機器に関して具体的な説明を行った。
「サーバー機器や無線LAN機器など、現在のシステムの安全性を確保するための更新作業が含まれている」と強調した。
さらに議案第34号では、手数料徴収条例の一部改正が提案された。脇山町長はこの改正が個人番号カード発行に関する法改正に基づくものであるとして、条例の不要部分を削除する理由を述べた。
最後に、議案第35号の令和3年度一般会計補正予算が審議された。
ここでは新型コロナウイルスの影響を受けて、飲食店を支援するための「プレミアム付食事券発行事業」が紹介された。
町長は「この事業は地域経済を活性化することを目指しており、特に厳しい状況にある飲食業を支援するために設計されたものである」と述べた。議会では、この支援策に対する賛否が討論され、全議案は可決された。