令和元年第2回玄海町議会臨時会が開かれ、空調設備改修工事に関する議案が審議されました。
本会議では、町長の脇山伸太郎氏が提案した議案第33号が主要議題となり、同工事の請負契約が承認されました。契約金額は1億8700万円で、相手方は株式会社小野建設玄海支店の友田茂一氏です。工事は、令和2年11月2日までに完了する予定です。
議長の上田利治氏は、本日は全議員が出席し、定足数を満たしていることを確認しました。次に、会議録署名議員の指名として7番友田国弘氏と8番中山昭和氏が選ばれました。会期については、本日の1日限りと決定されました。
脇山町長は提案理由として、空調設備の老朽化に伴い、令和元年・2年度の電源立地地域対策交付金事業として改修が必要と述べました。これまでの氷蓄熱方式からビルマルチ方式に変更し、年間約25%の電気料金削減が見込まれています。
宮崎吉輝氏は、庁舎の空調も契約金額が2860万円で議決されたことを引き合いに出し、入札の選定基準について質問しました。脇山町長は、担当課長の中山昇洋氏が詳細を説明すると応じ、今回の指名競争入札は町内業者に配慮した結果であると述べました。
宮崎氏はまた、入札の発注基準についても尋ね、特に金額による基準が設けられていないことに言及。入札選定の公平性に疑義を呈しました。これに対し、中山課長は、工事の条件や町内業者の育成を重視していると説明しました。
岩下孝嗣氏は、パレアの経年劣化を指摘し、改修工事が必要な理由について説明を求めました。中山課長は施設全体の劣化が進行しているため改修工事を行う必要があると回答しました。