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玄海町議会、町長給料3か月全額減額を決議

玄海町議会が町長の給料月額減額特例条例を可決。町長は収入問題を謝罪し信頼回復を誓った。
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令和2年第1回玄海町議会臨時会が、2月10日に開催された。議長の上田利治氏は、出席議員の確認後、議会を開会したと伝えた。

本議会では、町長の脇山伸太郎氏が提出した議案が大きな注目を集めた。議案第1号は、脇山町長の給料を減額する特例条例の制定についてで、町長はこの措置の背景に自身の現金受領問題を挙げた。脇山町長は、この問題による議会や町民への影響について謝罪し、責任を取るために自身の給料を3か月間全額減額することを提案した。

町長によれば、現金受領問題は、2018年7月の町長選挙後、関西の企業関係者が無断で現金を持ち帰る事態が発生したことによるものと説明。町長は「私の誠意を込めた町政運営が損なわれてはならない」と訴え、誠意を持って町民に信頼回復に努める意向を示した。

議員からは、町民の意見をしっかり聴くべきとの声や、給料減額の3か月は軽すぎるとの意見もあがった。特に、山口寛敏氏からは、町長の行動に対する厳しい意見が提示され、さらなる信頼回復のための「勇気ある決断」を求められた。これに対し脇山町長は、「信頼回復は簡単ではなく、長い道のりになるだろう」と acknowledgingし、町民の期待に応える努力をしていく姿勢を表明した。

また、議案第2号では、令和元年度の一般会計補正予算が審議され、ふるさと応援寄附金の増額が提案された。町長は、「寄附金の申込が非常に多く、予想以上の収入が見込まれている」として、今後の事業に活用する旨を説明した。

討論の結果、議案第1号は賛成多数で可決されたが、議員の中には町民の信頼を得るためにはただの金銭的措置だけでは不十分だとの指摘が相次いだ。今回は不祥事の影響が色濃く残るなかでの議会開催だったが、町長はこれからも町のために全力を尽くすことを誓ったと伝えられている。議長は、議会の閉会を宣告し、本議会は終了した。

議会開催日
議会名令和2年第1回玄海町議会臨時会
議事録
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