令和5年玄海町議会定例会9月会議が開催された。
この会議では主に予算に関する議案や決算が議題に上がり、全ての議案が全員一致で可決された。特に、一般会計補正予算や介護保険特別会計の補正予算が注目された。
日程1では、議案第47号から第50号までの一般会計補正予算が一括して審議され、予算特別委員長の井上正旦氏が審査結果を報告した。すべての議案は慎重な審議の結果、可決されることとなった。
議長の上田利治氏が質疑の場を設けたが、出席者からは質疑がなく、討論も行われなかった。採決の結果、全員の賛成を得て原案通り可決された。
次に、日程2では、前年度の歳入歳出決算についての認定が行われた。議案第51号から第56号までの計6件が一括で議題にされ、こちらも全員一致で可決及び認定された。
議案の議事が進む中、特に注目を集める事案が日程3で取り上げられた。山口寛敏議員に対する議会の措置については、倫理審査会の調査結果が報告され、倫理条例に違反がないことが決定された。
これに対し、山口議員は自身の過去の行動について謝罪し、町政の発展に努める意向を示した。議長は、この結果を議会だよりにて公表すると述べた。議会は、山口議員の名誉回復措置を講じることに合意した。
会議は予定通り午前10時14分に散会し、出席議員すべてが町民の信頼回復の必要性を認識している様子が伺えた。今後の議会の取り組みに対し、町民の期待が寄せられる。