令和2年12月7日、玄海町議会は定例会を開催し、各議案について審議が行われた。議長の上田利治氏が会議を開き、総務課長の山邊健仁氏が行った表彰式の後、議事は進められた。
会議においては、まず議長からの諸報告があり、最近の町政に関する重要事項が伝えられた。特に、上田議長が中央省庁の決定を踏まえた地方自治の重要性をよく表現しており、質の高い自治体運営を求められていることが確認された。
続いて、町長の脇山伸太郎氏が行政報告を行い、一連の行事を通じての町の発展について報告した。特に、地元業者との連携強化や、公共施設の利用改善についても言及がなされた。議案第65号、『玄海海上温泉パレアに係る指定管理者の指定』においては、地元業者である中山牧場が選ばれた。また、この指定管理者の指定は5年に延長された。これにより、指定管理者に対して経営の安定感を与える狙いがあるという。
議案第66号『さくら児童館に係る指定管理者の指定』や、議案第67号『玄海町デイ・サービスセンター玄海園に係る指定管理者の指定』についても地元法人が選定され、地域経済への貢献が期待されている。議会では、質疑が行われ、岩下孝嗣氏からは地元業者の育成や、今後の支援体制について質問があった。これに対して日高企画商工課長は、町としても後方支援を行っていくと強調した。
さらに、議案第70号から第77号に関しては、一括での議題として審議され、国民健康保険税条例の改正や、令和2年度の各特別会計の補正予算に関連する内容が協議された。特に、先進的な医療提供体制の構築や、地域高齢者へのサービス改善についても強い関心が寄せられた。議案件数が13件に達し、議会の多様な課題に取り組む姿勢が示された会議であった。
最後に、すべての議案が無事に可決されたことを受け、上田議長が会議の終了を宣言し、議会は散会した。今後の町政運営に期待が寄せられる。