令和元年5月24日、大阪市会の定例会が開かれました。
議事の冒頭では、常任委員会の委員及び委員長の選任が行われ、藤田あきら氏が財政総務委員長に選出されました。特に、2025年に開催予定の大阪・関西万博を推進する特別委員会の設置が承認され、このプロジェクトが関与する姿勢が強調されました。議長の広田和美氏は、この万博が地域の発展につながることを願うと述べました。
さらに、議員提出議案の中で大都市・税財政制度特別委員会の設置が承認され、都市経済や税収の健全化について議論する場が提供されます。また、環境対策特別委員会も同様に設置され、持続可能な未来に向かう取り組みが期待されます。これに関連して、環境施設組合議会議員の選挙も行われ、環境問題に取り組む姿勢を示しました。
松井一郎市長は監査委員の選任についても言及しました。退任する広田和美氏、加藤仁子氏の後任には田辺信広氏と杉田忠裕氏を指名し、その適任性を強調しました。市長はその人格と識見が市政の監査を担うにふさわしいと述べました。
また、副市長の選任についても説明があり、退職する田中清剛氏の後任に高橋徹氏を指名しました。高橋氏の経歴が質の高い市政を行うに足るものであると評価されています。
続いて、予算に関する報告が行われ、大阪市の一般会計補正予算も審議されました。特に19億3,400万円の予算が管路輸送施設代替設備整備工事に対して追加され、市民サービス向上が期待されています。また市長は給与月額特例や市税条例の改正についても報告し、条例の見直しが進む必要性に言及しました。
今後の委員会に付託された全ての案件は市民の暮らし向上に向けた重要なステップとなることが期待されています。