令和6年第3回定例会が、9月12日に大阪市会で開かれた。
議長の竹下隆氏が開会を宣言し、会期を135日間と決定した。続いて、複数の議案が議題となり、重要な内容が多く含まれていることが指摘される。特に、一般会計補正予算として66億7,099万8,000円が追加されることが報告された。これは、物価高騰対応や新型コロナウイルスワクチン接種の経費に充てられる。
横山英幸市長が、補正予算に関する詳細を説明。特に、一般会計では支援給付金などを追加すること、特別会計の債務負担行為も増加する方針を示した。議案第144号・145号については、地方独立行政法人法に基づく改正が行われ、その重要性が強調された。
また、これらの議案に関連して、ノートパソコンなどの取得についての議案も可決された。ノートパソコンの取得に関する議案は2件あり、デジタル統括室を含む複数の所属における取り組みとして進められている。
議員提出の意見書案も扱われた。藤岡寛和氏が自動運転移動サービスの促進を求める意見書案を提案し、一括して原案可決された。また、日本国際博覧会における北朝鮮に関するブース設置を求める案も可決されている。最後に、慢性閉塞性肺疾患(COPD)への適切な対応を求める意見書案も同様に可決された。
この定例会においては、教育委員会委員の長谷川葵氏と監査委員の森伊吹氏が就任挨拶を行い、今後の責任を果たす決意を述べた。大阪市議会は、市民の福祉向上を目指し重要な議案が続々と可決される様子が伺われた。