令和元年5月23日、大阪市会において定例会が開会された。
この日は議長の選挙や市会運営委員会の委員選任が行われた。議長には広田和美氏が選出され、就任の挨拶で
大阪の成長戦略や市民サービスの充実を強調した。特に、子育てや教育環境の充実、大阪の質の高い財政運営が今後の目標に掲げられた。
広田氏はまた、来月に控えたG20大阪サミットや2025年の大阪万博を挙げ、これらの国際的なイベントの成功に向けた取り組みの重要性を述べた。市長は「国際的な魅力を高める必要性がある」と言及し、府市一体となったアプローチが求められると強調した。
続いて行われた副議長選挙で有本純子氏が選出され、就任の挨拶で市民の声を反映させることを約束した。さらに市会運営委員会の委員選任も行われ、委員長にはホンダリエ氏が選出された。この過程で、全ての選挙は満場一致で進められ、その透明性が保たれた。
議員提出議案第十二号、大阪市会委員会条例の一部改正については、委員会付託を省略し原案通り可決となったことも報告された。
議長は、今回の定例会が来るG20サミットに向けた重要な役割を持つことを確認し、市民が誇れる大阪づくりに貢献することを再度誓った。市長も「大阪市民の期待に応え、持続可能な発展を実現する」と力強く述べた。最後に、元市会議員松村将司氏の逝去の報告と共に哀悼の意が表明され、会議は散会した。