令和4年11月4日、大阪市会では、第3回定例会が開催された。
本会では、報告された議案第169号が注目を集めた。これは、福祉局関係で、新型コロナウイルス感染症患者受入病床協力金請求事件の控訴を提起する内容である。市長の松井一郎氏は、その概要を説明し、「判断をお願いしたい」と語った。
議案第169号は、医療法人友愛会に対する貸付金が、新型コロナウイルス感染症患者受入病床協力金と相殺された問題に関する訴訟である。10月28日に一部敗訴の判決が下され、本市はこの判決に不服を申し立て、大阪高等裁判所に控訴を提起した。
民生保健委員会は、この議案に対する審査を実施し、「原案を可決すべき」との結論を出した。委員長の有本純子氏は、「質疑はなかった」と報告した。
議会では、たった一つの議案が取り上げられたが、その内容は市民生活に大きな影響を及ぼすものである。賛成意見が多く、議案は全会一致で可決された。
議長の大橋一隆氏が会議を締めくくり、本日の日程は終了した。冬に向けた重要な法的措置が進められる中、市当局の対応が注目されている。