令和2年度大阪市定例会が3月24日に開かれた。
主な議題には、大阪市の一般会計予算修正案と学校給食に関する条例改正案がある。
市長の松井一郎氏は、予算修正の必要性について説明した。
新型コロナウイルスの影響で、学校の休業を受けた保護者の経済的負担軽減を目的に、学校給食費を無償化することが主な内容である。
具体的には、令和2年度において全児童・生徒の学校給食費を徴収しないとし、修正される額は77億487万円である。
松井市長は、今後無償化の対象範囲や手法の検討を進め、令和3年度から本格実施を目指すと述べた。
さらに、議案第104号についても言及。
これは学校給食の実施に伴う費用を保護者から徴収しないための条例改正案としている。
議論の結果、両議案は審議のためそれぞれの委員会に付託される運びとなった。
松井市長は、予算修正案に関し「市民生活の向上と大阪の発展のために最善を尽くす」と強調している。
議長の広田和美氏は、議事日程を円滑に進行させ、3月24日の定例会は午後1時7分に散会した。