令和6年10月30日、大阪市会において第3回定例会が開かれ、令和5年度の決算報告が行われた。
市長の横山英幸氏が、決算について説明を行った。一般会計は、市税収入が過去最高を更新し、164億3,300万円の黒字となった。特別会計では全会計が収支均衡または黒字となり、経営基盤の安定化が記された。
また、港営事業は36億300万円の黒字、下水道事業は31億400万円の黒字となっている。水道事業では95億1,400万円の黒字だが、工業用水道事業では4億5,000万円の赤字だという。今後も水道事業の安定供給や、工業用水道の持続可能な経営が求められている。
議案第176号および177号では、もと住吉市民病院跡地への新病院整備と、保健所庁舎の改修工事契約が提案された。これに関しても委員会での審査後、可決される見通しだ。
人権施策推進審議会の委員選任も行われ、13名が選ばれた。委員には乘井弥生氏や佐藤貢氏などが含まれ、適任者と認められている。
さらに、大阪市会ハラスメント防止条例の改正案も提出され、同様に原案どおりの可決が決定された。
全体として、議題に挙げられた各項目に対して議員からの反対意見はなく、スムーズに進行した。今後もこれらの方針をもとに市民サービスの向上に努める姿勢が強調された。