令和4年第1回大阪市会定例会では、令和4年度の市予算案を中心に多くの議案が議論されている。特に注目すべきは、新型コロナウイルス感染症対策である。
武直樹議員は、「新型コロナウイルス感染症対策について」として、保健所の業務逼迫や自宅療養者への支援体制の必要性を訴えた。市長の松井一郎氏は、「感染拡大を想定して体制を強化してきたが、想定以上の感染者に直面した」と述べ、今後の対応強化を約束した。
また、女性の就労支援に関して、武議員は、経済的な困難を抱える女性への施策が必要であると指摘。市長は、就業支援セミナーの実施や、安心して生活できる住まいの確保に取り組んでいることを強調した。
在宅介護にも言及があり、議員は、感染拡大による利用者への影響を懸念し、業務が停止することのないような支援策を求めた。市長は、感染者への支援方法を個別に指導していると説明した。
エッセンシャルワーカーの確保に関しても議論され、松井市長は、特に保健師や福祉職の増員に努める必要があるとの観点を示した。
また、通学路の安全対策について、武議員は新たな通学路に問題があると指摘し、交通管理者との調整の重要性を訴えた。市長は、地域との連携を強化していると答えた。
最後に、武議員は地域活動の支援について、地域住民のニーズを把握し、活性化することの必要性を強調した。市長は、今後も地域のニーズをしっかりと捉えた活動の支援を続けると述べた。