令和2年2月27日、大阪市会は第1回定例会を開催した。議題には2020年度の予算案及び各種条例案が含まれた。
この定例会では、特に「令和2年度大阪市一般会計予算」が焦点となった。議場で質疑を行った「佐々木 りえ議員」(大阪維新の会大阪市会議員団)は、予算案の背景にある変革と挑戦について述べ、大阪市の持続的な成長を求めた。松井市長は、市債残高の削減や財政改善の成果を強調しつつ、予算案の必要性について説明した。
また、佐々木議員は未就学児の安全対策にも言及した。滋賀県の交通事故を受けて、大阪市でも未就学児の散歩時の安全対策が急務であると指摘した。松井市長は、関係機関との連携を強化し、340か所の車両用防護柵や信号交差点の対策を進めると回答している。
次に、独り親家庭への保育所優先入所の問題が議論された。市民生活を支えるため、独り親家庭についても優先的に入所できるよう努める必要性を強調した。独り親世帯の支援が不十分であるとの指摘を受け、松井市長は、保護者の状況に応じた支援のあり方を見直す考えを示した。
さらに、学校教育ICT活用事業についてもやり取りが行われ、全児童に1台の環境を整備する方針を松井市長が発表した。ICT環境の整備は子供たちにとっての必然であり、2030年までの取り組みが期待されている。\n
新型コロナウイルス感染症に関する質疑もあり、松井市長は住民の健康を守るための対応策をしっかりと実施していることを改めて確認した。特に、感染拡大を防ぐための情報収集や対策を強化していると述べ、多くの市民に安心感をもたらした。
最後に、大阪市会は各議案の審議を行い、今後の実施に向けた準備を進めることを確認した。市民の生活向上を目指すため、引き続き予算案の実現が期待される。