令和2年第493回読谷村議会臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
この会議では、特に「令和元年度読谷村一般会計補正予算(第7号)」と「読谷村立幼稚園一時預かり保育料条例の一部を改正する条例」についての議論が活発に行われた。
議案第1号の補正予算について、村長の石嶺傳實氏は、豚コレラの影響で職員が毎日中部市町村に派遣されていると述べ、早期の収束を願う気持ちを表明した。また、補正予算の主な内容として、歳入歳出それぞれ166,031千円を追加し、合計の予算を約159億円とすると説明した。
具体的には、農林水産業や土木費の補助金が追加され、これにより地域経済の活性化が期待される。特に、県からの補助金が調整された結果、新たな資金が読谷村に提供されることになったと、新垣学土木建設課長が説明した。
議案第2号については、健康福祉部長の小橋川郁美氏が、幼稚園の一時預かり保育を無償化するための条例改正理由を説明。これは、子ども・子育て支援法の改正に基づくもので、村の施策として保護者への負担軽減を図るものであると強調した。
当初の条例改正により、無償化対象者が全員ではなかったことに関する議論も行われ、その結果、特に必要な子どもたちに対して無償化が行われることを改めて確認した。また、630万円にのぼる損失を出した件については、情報共有の不足が要因であり、今後のチェック体制強化が必要であるとの意見が多く寄せられた。