恩納村議会の定例会は、令和3年12月17日に開催された。
この会議では、議案第80号及び議案第83号の2件の補正予算が主に審議された。具体的には、子育て世帯への支援に関する予算が中心となった。福祉課長の説明によれば、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯を力強く支援することが目的としている。
まず、議案第80号は令和3年度一般会計補正予算の第8号であり、総額で1億465万円が追加される。この案では、子供たちに10万円相当の給付を行う国の事業が含まれている。会議では、給付の方法や支給までの手続きについて詳細な議論が行われ、最終的に全委員の賛成を得て可決された。
次に議案第83号は令和3年度一般会計補正予算の第9号であり、これについても村長の長浜善巳氏が詳細を説明した。歳入歳出それぞれに1億260万円を追加し、総額で180億8294万8000円に達する。この予算もまた、子育て世帯への臨時特別支援事業の追加分が主な内容であった。
これらの議案は質疑なしで進行し、いずれも異議なしで可決された。議長の又吉薫氏は、議案の可決を受けて、「子育て世帯の未来を開く支援を行う重要な予算である」と述べた。この日の議会では、その他にも会議録署名議員の指名や、議会運営に関する事項が次々と進められた。