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名護市議会、所有者不明土地法の施行状況を議論

令和3年第203回名護市定例会で所有者不明土地法の施行状況や空き家対策、農業振興が議論される。
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令和3年第203回名護市定例会が6月10日に開催された。

本議会において、小濱守男議員は所有者不明土地問題に関する質問を行い、特に所有者不明土地法の施行状況について言及した。「法施行から2年が経過し、沖縄所有者不明土地連携協議会の取組に期待している」と述べた。

さらに、名護市の空き家対策についても言及され、吉居俊平議員は「空き家対策計画は進行中で、地域において空き家の適切な管理が課題である」と指摘した。具体的には、「地域での見守り活動や情報提供を強化し、空き家の適正管理への意識を高める必要がある」との提案があった。

農業振興に関する質問も多く、比嘉勝彦農林水産部長は、「新規就農者を増やすための施策を強化している。当市では特に60歳以上の農業従事者が多く、担い手不足が深刻である」と述べた。これに対し、小濱守男議員は「新規就農者の支援を拡充し、遊休農地の解消策を求める」と答えた。

また、環境保護やごみ対策についても議論され、「名護市のごみ分別回収システムは細分化されており、市民からは分かりにくいとの声が多くだされている」と報告された。さらに、再発防止策として新しい分別案が検討されている。

最後に、海岸沿いのかんがい排水事業や、行政の効率化についても質問があり、当局は事業の進捗状況を明らかにした。

総じて、名護市全体としての土地管理や市民サービス向上のための施策が議論された。特に、所有者不明土地の活用に関する法律の施行状況が、課題解決に向けた鍵となることが期待されている。

議会開催日
議会名令和3年第203回名護市定例会
議事録
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