令和5年6月13日、北谷町議会は第533回定例会を開催し、会期が6月22日までの10日間に決定された。初日の議題には、町長の行政報告や4つの報告が含まれており、特に財政に関する重要な項目が提出された。
町長の渡久地政志氏は、令和4年度の一般会計繰越明許費、北谷町公営企業の予算使用計画など、重要な財務報告を行った。特に、国庫支出金精算返納金に関する損害賠償の報告では、約1千円の遅延賠償金が生じたことが説明された。
さらに、北谷町は補正予算案も提案しており、特に低所得家庭への支援策が盛り込まれていた。具体的には、エネルギー・物価高騰に伴う支援給付金が含まれ、対象世帯は約3,849世帯と見込まれている。特に、住民税均等割非課税の世帯を対象にし、より多くの家庭に支援を行う意向であることが強調された。
そのほか、町長からは「ちゅらーゆ」のボイラー更新に関する報告もあり、通常の維持管理とは別ぞ、再資金調達も視野に入れた施策が語られた。新旧の施設を併せ持つ北谷町において、民間企業との協働による運営に向けた方針も示され、町民からの意見も募集する方針が示された。
翌6月22日までの会期中、多くの議案が予定されており、町民への影響を鑑みた議論が期待される。町議会では、利用しやすい公共サービスの提供が必要との声が上がっており、継続的な監視と改善が求められている。議会の透明性を確保するためにも、町民に対する情報提供や意見聴取が今後の課題として指摘された。