令和4年6月の津山市議会定例会での議論が注目を集めている。
市内の経済、教育、環境問題など多岐にわたる課題が取り上げられ、特に議員からの質問が活発に行われた。村上祐二議員は、津山市第5次総合計画後期実施計画や令和4年度補正予算について質問し、市長の所信表明もさることながら、津山市が取り組む施策の進捗状況にも焦点を当てている。
中でも「アルネ津山」に開設されたサテライトオフィスCOTOYADOについて、産業文化部長の明楽智雄氏は、利用状況を紹介し、会員数が140人、来場者数が567人にのぼったと述べた。今後は入居企業の誘致を進め、地域の産業振興へとつなげる考えを示している。
また、村上議員は見逃せない観光振興策として、アートを活用した県北観光振興事業の計画にも言及した。これは、今年4月に設立された取り組みで、岡山県が令和6年に予定する観光イベントにつながる可能性があり、地方創生の一環として期待される。
さらに、脱炭素社会の実現に向けた施策も取り上げられた。森本慶三記念館やつやま自然のふしぎ館の利活用計画が提案され、教育や文化の重要性が改めて認識されている状況である。