令和2年第1回定例会が2月28日に開催された。初日は高間直美議員による一般質問が行われ、公共交通施策や山鳥毛の活用についての具体的な提案が出された。
高間議員は、特に市営バスの運賃設定について言及した。彼女は運賃を100円にすることで利用者の増加が見込まれると主張し、市民が経済的に利用しやすくなれば、公共交通利用の促進につながるとの考えを示した。 松尾秀明総合政策部長は、運賃の見直しが必要であると認め、議論を続ける意向を示した。
続いて、高間議員は山鳥毛の活用に関しても質問した。山鳥毛が里帰りした際には、欠かせない駐車場の確保が急務であると訴えた。市長はこの問題に対し、現在複数の場所での駐車場確保の検討を進めていると述べた。
また、高間議員は国府小学校の長寿命化に関する質問において、教室のスペースや支援学級の教室数を確保する必要性を強調した。その際、学校の現状とニーズに応じた整備が行われるかどうかが課題であると言及された。教育次長の薮井慎吾氏は、学校関係者と協議しつつ、教室の配置等について慎重に進める考えを示した。
庁舎再編についても議論が行われ、長船町公民館の将来的な役割や新たな庁舎の設計について市民の納得が得られるような説明が求められた。市長は、全体的なプランができるまでは細心の注意を払いたいとの意向を示した。