令和元年9月18日、田原本町議会の第3回定例会が開催された。
出席議員数は12名で、議会は成立した。議題には、令和元年度田原本町一般会計補正予算（第2号）、及び議案の訂正が含まれている。
町長の森章浩氏は、補正予算について詳細な説明を行った。具体的には、衛生費に関する学校給食の残渣処理を行う新たな施設設置事業を一時的に取り下げることを述べた。これは条件整備に時間を要し、今定例会での提案は適当でないと判断したためだ。
吉田容工議員は、環境管理課の過去の委員会での議論を指摘し、事業内容に保証がないと訴えた。さらに、中学校給食に関する残渣の問題の背景に迫り、給食が完食されない点を挙げ、処理の必要性を具体的に指摘した。
町長は、事業内容が健康やリサイクルをどれだけ支えているかの検討を深めていく考えであると強調した。その上で、次回の事業提案に向け、目的達成に必要な条件整備を行う方針であることを述べた。
今回の会議は、一般会計補正予算の承認、及び特定地域型保育事業に関する基準改正の報告が主要な内容であった。この議題にかかる予算は、特に子育て支援策として重視されており、地域での育児支援を強化する意義が示された。
教育部長の岡本達史氏は、学校給食の食べ残しを減らす努力が必要であり、栄養バランスを考慮したメニュー作成に努めると述べた。さらに、地域の食材を生かした給食の展開を図ることが強調されている。
最後に、会期中の各委員長の報告を受けての質疑・討論は全体的に活発に行われ、各議案は賛成多数で可決された。特に、吉田議員によるトイレトレーラー導入の問題提起は慎重な対応を促す内容であった。
このように、議会全体で町の将来に向けた重点施策が討議され、地域社会の需要に応える形で方針が示された。議会の参加者は、町民の声を反映させることの重要性を再確認した。