令和5年6月1日、田原本町議会にて第2回定例会が開会された。
町長の森章浩氏は、初めて議会に参加する新教育長の挨拶に触れ、議会の重要性を強調した。特に、コロナ禍が5類に分類され、マスク着用の判断が個々に委ねられるようになったことについて、平常時に戻りつつあることを伝えた。
定例会では、農業委員会の委員任命や、薬剤耐性菌感染症への取り組み体制強化を求める意見書、特別支援学校や教員配置に関する意見書が議題となった。その中でも、薬剤耐性菌に関する意見書については、必要性の認識が高く、議論が活発に行われた。平田昌隆議員は、世界的な問題としての薬剤耐性菌の現状を説明し、強化対策が求められる旨を訴えた。
吉田容工議員は意見書の意図を問うも、平田議員は国のアクションプランの存在とその不足点を指摘。さらに、特別支援教育に関する意見書が提出され、教員の増員や専門的な支援が不可欠であることが強調された。全体として、各議員の思いや、地域の現状に基づく意見の相違が浮き彫りとなった議論が展開された。
最後に、適格請求書等保存方式に関する意見書は賛成多数とともに可決されたが、引き続き見直しが求められる状況にある。