田原本町議会は令和5年3月7日に第1回定例会を開き、学校統合に関する議論を活発に行った。
一般質問では、西川六男議員が学校の統合について多くの疑問を呈した。
特に、3校の同時対等統合を求める声や統合の基本構想案への疑問が多く寄せられた。教育長の植島幹雄氏も、議員からの質問に対し、運動場の面積やプールの設置について確認を行った。さらに、工藤華代健康福祉部長は、民間スイミングスクールとの提携に関して前向きな見解を示した。
西川議員は、運動場面積の確保や工事中の給食の実施についても詳細に質問。教育長は、運動場の基準に基づく適切な配置を検討する意向を示した。また、仮校舎の設置など、工事による影響についても具体的な対策が求められている。
さらに、統合の理由として挙げられる複式学級についても議論が交わされた。
西川議員は、地域社会の保護者や住民のニーズに応じた柔軟な対応を求めた。
教育長は、地域の校風を大切にしつつ、新しい学校での活気を持たせる努力が必要と述べた。
議会の最後では、令和5年度の町の補正予算や条例改正に関する質疑が行われ、それぞれの議案について賛成が得られた。特に子ども・子育て関連の諸施策について、町が応じた回答が示された。
今後も、議論を重ねながら、町民からの信頼を築くことが重要だ。