令和4年6月1日に開催された田原本町議会第2回定例会では、町長の森章浩氏が新型コロナウイルスや物価高騰についての見解を述べた。与えられた発言の中で、彼は「今定例会では、コロナ関連の補正予算を計上し、住民を支援する考えだ」と強調した。
議会では、コロナの影響に対する対応策として、補正予算第4号が提案された。今回の補正予算には、電気料金の高騰による光熱水費の増加や、県や国の緊急対策を踏まえた事業が計上された。
また、定例会では発議第6号と第7号の意見書が提案され、消費税インボイス制度の延期・中止、そして保育士の処遇改善が議題に上がった。
特に、消費税インボイス制度に関する議論では、吉田容工氏が「多くの業者に混乱が広がる」と懸念を示し、延期または中止を求めた。質疑応答の終わりに、吉田氏は「適切な審議を行い、今求められているのは消費税の減税だ」と強調した。
対する岡本議員も賛成し、その中で「従来の免税制度を崩してはならない」と訴えた。最終的に発議第6号は否決されたが、発議第7号については賛成多数で可決され、保育所等の職員配置・面積基準の見直しが求められることとなった。
議事を進める中で、町長は地域活性化に向けた協力を再度議員に呼びかけ、さらなる取り組みを期待した。次回の会合では、以上の点についての詳細な議論が想定されており、町民生活への影響も視野に入れた方針が進められる見込みである。