令和2年9月15日、田原本町議会は第3回定例会を開いた。
この議会では、令和2年度一般会計補正予算が審議され、総額170億8,299万8,000円に増額されることが決定した。主な内容には、教育費の増額が含まれており、田原本小学校の外壁改修工事に関連したものである。
補正予算の中で、議第45号の提案理由について町長、森章浩氏は「補正予算額は372万2,000円で、児童の安全を確保するための増額である」と強調した。
議会は補正予算の採決を行い、全員が賛成して可決した。約2億4,967万9,000円の支出が増額し、予算総額は170億7,927万6,000円となった。この中には、感染症対策や地域振興券の発行に伴う経費が盛り込まれている。
続いて、田原本小学校の外壁改修工事についての議案も提案された。議第46号の件は、外壁改修のために新たな改修箇所が生じ、元の契約金額に812万3,500円の増額を提案するものであった。これに対し、教育部長の岡本達史氏は「緊急点検により見つかった53か所の改修が必要となった」と説明した。この提案も全員賛成で可決された。
また、議会は一問一答方式の試行についても意見を交わし、引き続きその方法を用いることが了承された。
森章浩町長は、議会の協力に感謝しつつ、今後も新型コロナウイルスの影響に備えることの重要性を認識し、「住民の健康と安全を守るために万全を期していきたい」と述べた。