令和元年6月12日、田原本町議会は第2回定例会を開催し、重要な議案が全て承認された。議長の植田昌孝氏が定足数を確認し、正常に会議を進行した。
議事では、町長の森章浩氏が提案した議第26号、天理市との定住自立圏形成協定の一部変更についてが焦点となった。協定の内容には「公共施設マネジメントの推進」が新たに加わり、公共施設の相互利用や広域的活用の推進に関する取り組みが盛り込まれる。また、事業の効率化を目指す意義が強調され、議会全体の賛成を得て承認された。
次に、教育環境の改善に向けた議案が取り上げられ、田原本町立田原本小学校と田原本中学校の空調設備工事の請負契約締結が承認された。特に猛暑の影響を受ける教室環境を考慮し、双方の契約金額はそれぞれ5,923万4,760円と6,203万1,960円に設定された。これにより、児童及び生徒の熱中症対策に資することが期待されている。
また、議長は閉会に際し、議員の皆様に感謝の意を表し、今後の議会における取り組みへの協力を求めた。特に、一般質問の一問一答方式の試行導入についても言及され、より透明性のある議会運営を目指す姿勢が示された。