令和元年田原本町議会第2回定例会が開会した。
出席議員13名が確認され、町長の森章浩氏の挨拶により幕を開ける。
森町長は、新天皇陛下即位を受けた歴史文化の保存と活用の重要性を強調した。特に、来る東京五輪の聖火リレーには、本町の唐古・鍵遺跡史跡公園が選ばれ、町への関心が寄せられていると述べた。
また、梅雨の季節を前に、防災対策にも言及。阪手地区で雨水貯留施設を整備し、防災訓練を通じ地域の防災力を強化する方針を示した。議会では、人権擁護委員の推薦や児童虐待防止策に関する意見書の取り下げが行われた。古立憲昭議員は意見書取り下げの理由を説明し、新たな法案成立に伴う背景を説明した。
次に、平成30年度の一般会計予算繰越計算書が報告された。この中で、総額約5億6,843万円の繰越の理由を総務部長の小林昌伸氏が説明。契約金額の差異が生じた理由として、土木工事や中学校の食器購入に関連するとのことだった。また、会議では、複数の議案が一括上程されることも合意された。これに対し委員会への付託も決定。
さらに、本定例会では、各議案について町長の説明が行われ、参加者は慎重な審議を求めた。特に、田原本町立の学校に関する空調設備工事の契約締結などが提案され、予算案については全体の流れが説明された。議長の植田昌孝氏は、各議案について質疑を受け付けるが、特に大きな異議はなかった。
本日の結びとして、議長は、議会の全議題を終了することを宣言し、定例会は途切れなく進行した。それぞれの議案が適切に処理され、今後の進展に期待が寄せられる。