令和4年10月6日、田原本町議会において第1回臨時会が開催された。
この臨時会では大きなテーマとして、田原本町一般会計補正予算(第7号)の専決処分が挙げられた。町長の森章浩氏はこの補正予算の内容について詳細に説明し、予算が9,463万円の増額となり、総予算は138億9,666万3,000円に達することを明らかにした。この補正予算の内容には、オミクロン株対応のワクチン接種にかかる事業費が含まれているという。
この補正においては、接種券発送準備の都合により、緊急に専決処分が行われたとのことが説明された。質疑の中で、吉田容工議員は、接種対象者について疑問を投げかけ、接種状況に関する詳細な数値が求められた。健康福祉部長の工藤華代氏は、接種対象者2万517人のうち、9,444人が実際に接種を受けたと報告し、接種率は46.0%であると述べた。
さらに、接種状況については、オミクロン株対応のワクチンが10月3日から使用されることとなり、接種体制についても説明された。これに対して吉田議員は、ワクチンの有効性や、使用されるワクチンの必要量に関する疑問を提起するなど、活発な討論が展開された。
また、臨時会では役員改選が行われ、植田昌孝氏が新議長に、古立憲昭氏が新副議長に選ばれた。役員改選については、森町長からも感謝の意が表され、円滑な議会運営が期待される発言があった。
最後に、町長の森氏は、今後の行政推進に向けて議員の協力を呼びかけ、閉会挨拶を行った。全体を通して新たな役員の下で、議会の活性化と町政の発展が目指されることが意識された会議記録となった。