田原本町の第1回定例会が令和4年3月16日に開催された。
会議では、ロシアによるウクライナ侵攻に対する非難決議が議題に上がった。
議案は多くの議員の支持を得て、全会一致で採択された。
村上 清司議員は、ウクライナの主権と領土を侵害する行為を「国際法違反であり、国際社会の平和と安全を損なうもの」として厳しく非難した。
西川 六男議員は、ロシアの核兵器使用の示唆に危機感を示し、この決議文にその内容が欠けていることを懸念する意見を述べた。
また、国に対し核兵器禁止条約の参与を求める請願も審議され、岡本 充弘議員は、非核平和都市宣言の理念を重視しつつ賛成を表明した。
藤井 誠人議員は、核の傘に関する複雑な安全保障上の問題を指摘し、政府への働きかけを強調した。
議論の結果、この請願も可決され、町としての意思が表明された。
令和4年度の予算案も提案され、経常収支比率の改善や歳入の確保、財政健全化に向けた意見が続出した。
この中で、復興予算を含む一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計の予算案が全て原案通り可決された。
議員からは、職員の賃金改定や、各種公共建設計画ついての意見が飛び交い、必要性と緊急性が精査されるべきであるとの提案がなされた。
議論を尽くし、議会改革特別委員会が設置され、今後の議会運営の見直しも行われる予定である。