令和5年12月5日に開催された第4回定例会では、市政一般質問が行われ、多くの重要なテーマが討議された。
特に注目を集めたのは、ふるさと納税に関する議論であった。林田哲幸議員は、ふるさと納税制度について詳細に質問した。市長の金澤秀三郎氏は、ふるさと納税が順調に推移していることを報告した。令和4年度には寄附件数が6万4,038件、寄付額は約7億7,396万円に達し、地域支援の財源確保に寄与していると強調した。
続いて、公共施設についても意見が交わされた。特に、利用料金の設定や予約システムに関する問題が焦点となった。佐藤義隆議員は、千々石海岸離岸堤工事計画に関する質問を行い、市長は、過去の台風被害を受けたことを引用し、安全対策としての工事が必要であると語った。中でも離岸堤は必要不可欠な施策であり、早急に工事を進めたいとの意向を示した。
また、小浜消防署の建て替え計画が進行中で、柴﨑総務部長が新庁舎の構造や工事の進ちょく具合について説明した。新しい小浜消防署は、令和7年度の供用開始を目指しており、計15億超の予算が計上されている。
さらに、福石公園の管理についても意見が交わされ、松くい虫による松の伐採後の対応が急務との声が上がった。利用者たちの要望を受け、屋根付きのベンチ設置が議論され、地域住民の生活向上に向けた施策が求められている。
今回の定例会は、市政への住民参加の意義を強調し、議会自身もその声をどのように反映させるかが課題として浮かび上がった。これらの議題は、住民生活に直結する問題に関連するため、市が行動を起こし、答えを出していくことが期待される。