令和6年6月の第2回定例会では、重要な議案が多数審議された。特に、雲仙市の水産業支援事業に関する質疑が注目を集めた。新たに導入される漁業者支援事業は、地元の漁業者が新しい漁法や6次産業化への参入を目指すもので、大きな期待が寄せられている。
小田孝明議員は、「この事業目的は非常に素晴らしい」と述べ、漁業者へのチャレンジ支援の重要性を強調した。具体的には、新たに設立されるカキ小屋の建設に関する質問を行い、地域の活性化に資することを指摘した。
農林水産部長の田口文武氏は、「今回の支援事業に参加するのは瑞穂町の漁業者であり、サポート内容にはカキ小屋の設置が含まれています」と答えた。自身の所有する土地に、カキ小屋を建設する計画であるという。これにより、市外から観光客を呼び込み、地域経済の活性化を図る狙いがある。
また、議案第32号の補正予算案も審議され、県の補助金を含む歳入としての使用目的について質疑が行われた。予算に対して小田議員の関心が寄せられ、さらなる具体的な説明を求めた。
田口部長は、地元のカキを積極的に活用しながらの経済活動を通じて、水産物の販売促進を図るとの意気込みを示した。今後も水産業振興に向けて支援を続けていく意向を表明した。
その後の質疑は少なかったが、次回議会に向けて準備が進められた。今後は、6月25日に予定される次回の会議に向けた審議が行われる。全体として、市の経済活性化に直結する内容が多く、注目されるところである。