令和3年第4回雲仙市議会定例会が12月6日、開会した。
議長の松尾文昭氏は、「本定例会の会期を19日間とすることに決定した。」と述べ、会期の決定を承認した。
続いて、金澤秀三郎市長が市政の動向について報告を行った。
新型コロナウイルスについては、10月6日に感染段階がステージ1に引き下げられ、11月の新規感染者は4名と報告した。
また、観光業への支援策として、県民宿泊割引を再開したことを説明し、「市内宿泊料金を補助する支援事業の期間を12月末まで延長した。」と強調した。
さらに、雲仙温泉の復興活動も言及し、「災害支援寄附金は11月30日現在で888件、2,680万8,114円が集まった。」とのこと。
その一方で、健康福祉部長の前田孝章氏は、子育て世帯への臨時特別給付金支給事業についても触れた。
これにより、特別給付金の財源として、国庫支出金を計上する。
「新型コロナの影響が続く中、特に子供がいる世帯に対する支援が求められている。」と述べ、急務であると訴えた。
議案第106号の令和3年度一般会計補正予算案は、原案どおり可決した。
また、男女共同参画推進条例の制定や教育施設整備基金条例の制定案も審議された。
尾上美徳地域振興部長は「男女共同参画社会の推進に向け、一層の施策を打ち出す必要がある。」と述べ、条例の必要性を強調した。
議会資料においても、条例は基本方針を詳細に示していることが確認できる。
その他にも、社会体育施設に関する条例や国民健康保険条例の改正も検討されている。
このように、雲仙市では活発な議論が行われており、市民生活の向上を図るため多角的な施策が展開されている状況が伺える。
今後は、より具体的な実施計画が求められていくと同時に、市民の意見が反映される場が重要であると言えるだろう。
次回の定例会は8日に開かれる予定で、今後の動向に注目が集まる。