令和2年第2回雲仙市議会定例会が6月11日に開会した。
本日は、議事日程の進行に先立ち、マスク着用のお願いがありました。議長の松尾文昭氏が開会の挨拶を行い、その後表彰状の伝達が実施された。表彰を受けた6名の議員は、長年に渡り市政発展に貢献したことを評価された。
市長の金澤秀三郎氏は、新型コロナウイルス感染症に関する市の支援策を報告した。特別定額給付金の迅速な対応が行われたことや、支援金の申請状況についても触れ、現在の経済対策が進行中であることを強調した。
議案第45号では、長崎県病院企業団に関する事務の変更が提案され、健康福祉部長の東裕実氏が詳細を説明した。同議案は、事務変更の必要がある理由とともに、関係地方公共団体との協議が求められている。
続いて、議案第46号から第60号まで、様々な条例改正及び補正予算についての審議が行われた。市民生活部長の本多正剛氏は、税条例の改正について報告し、ひとり親家庭への配慮がなされることを説明した。
市長報告では、国や県の動向に基づく市内経済活動の回復に向けた取り組みが挙げられ、行動を促す姿勢が示された。また、美術館や観光所の見直しに向け、地域振興部長の尾上美徳氏が観光振興に対する考えを述べた。
最後に、一般会計補正予算についての議案も提出され、公共交通の対策事業や教育環境整備事業の新規計上について総務部長の松橋秀明氏が説明。市内の営農及び観光業の支援に関する内容が的確に反映されている旨が述べられた。
全体を通じて、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも市民生活を守るため、迅速かつ適切な支援が模索されている。一連の議案は全て承認され、今後の実施に向けた期待感も表れた。
会議は予定通り終了し、次回は6月15日に開かれる予定である。