令和3年6月、雲仙市の第2回定例会が開催され、多くの議案が審議された。
注目すべきは令和3年度一般会計補正予算(第2号)に関する議論である。
これについて、山本 松一議員は、低所得の子育て世帯への特別給付金について質疑を行い、早期の支給の必要性を強調した。
この給付金の予算は3,120万円で、対象児童1人あたり給付金は5万円となる。
支給対象は624人とされ、これに関連する質疑も交わされた。
その中で、山本 議員は「残り113人分の支給対象者が存在するか」と具体的な確認を求めた。
次に、林田 哲幸議員が雲仙市立公民館の新設に関する改正条例について質疑をした。
この改正案では、使用料の大幅な値下げが提案されている。
林田 議員は、このような値下げが他の公民館に適用されていないことに懸念を示し、不公平感を訴えた。
この意見に対し、下田 教育長は施設使用料の均衡性に言及し、見直しの必要性を認めた。
この改正案の背景には、瑞穂町公民館の移転があり、今後の対応について時期を示す問いにも言及し、次回の議会での調整を約束した。
また、新型コロナウイルスの影響を受けて、特に申し込みが必要な収入の急変に関する支援制度の周知についても議論がなされた。
前田 健康福祉部長は、制度の周知方法や申請手続きについて詳しく説明し、「提供する上での透明性を求められている」と述べた。
市当局は、不明確さが取り残しを生む恐れがあるとし、強化策を示唆した。
# まとめ
本定例会では、市民にとって必要な支援や財政の透明性が大きく取り上げられた。
今後も、雲仙市は市民生活を支える具体的な施策を進めていくことが求められている。