令和元年第1回臨時会が11月25日に開催され、雲仙市議会の重要な人事案件が審議された。
冒頭、議長の元村康一氏が開会の挨拶を行い、出席議員の健勝を願った。市長の金澤秀三郎氏は、職員の懲戒処分について報告した。具体的には、事務処理の遅延や職務専念義務の違反があった職員に対し、戒告処分が行われたことに触れ、「市役所及び職員の信用失墜につながる行為であり、遺憾である」と述べた。
続いて、会期の決定や会議録署名議員の指名が行われ、会期は本日一日であることに異議がなかった。これに続き、監査委員の選任について審議が始まり、渡辺勝美議員の選任が承認された。市長は新たに選任された議員に期待を寄せた。
臨時会ではさらに、常任委員会および議会運営委員会の委員選任も行われ、全体としてスムーズな運営が見られた。その後、雲仙市議会議長選挙が実施され、松尾文昭議員が当選した。新議長は「市民のために全身全霊を尽くす」と口にし、議会の活性化に努める姿勢を示した。
また、副議長として深堀善彰議員が選任されたことも報告された。新しく選ばれた両者は、市の喫緊の課題に取り組む意欲を改めて表明した。市議会は、地域の発展と住民サービス向上への貢献に向けて、意見交換や議論を重ねていく方針だ。
最後に、市長は職員の処分やホームページの不具合について謝罪し、再発防止に努める意向を明示した。議事日程は全て終了し、会議は無事に閉会された。