令和4年の第一回定例会が開催された。
今回の議会では、金澤秀三郎市長が施政方針を述べた。
市長は新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が続いている中、感染対策と市民生活の両立が求められるとの見解を示した。
市内では1月から感染者数が増加し、過去最多を更新していることに触れ、ワクチン接種の取り組みについても説明した。
12歳以上向けのワクチン接種率は2月20日時点で88.0%、2回目は87.2%を記録している。
さらに、接種対象が5歳以上に拡大されたため、円滑な接種を行う方針を強調した。
また、市長は人口減少や地域経済の低迷など、様々な問題が山積みであることも指摘した。
今年4月からは新たに後期基本計画の策定を進め、市民アンケートや各種団体の意見を取り入れた。この基本計画では、デジタル化の推進やSDGsの取り組みを強化する必要性を述べた。
令和4年度の一般会計予算案は299億4,192万円、前年より5.8%減少した。
特別会計と企業会計を含め計411億8,623万円で、こちらも4.5%の減となる。
市長は「経済対策に力を注ぐ必要がある」と述べ、国や県の政策に注視しつつ迅速な対応を検討するとした。
本議会で検討される議案数は多く、市民生活に直結する重要な内容が含まれる。
市民が安心して生活できる社会を実現するため、全力を尽くしていく意向を示した市長の姿勢が、今後の具体的な施策にどう反映されるかが注目される。