令和元年12月の第3回定例会において、犯罪被害者支援や健やかな生活を送るための健康寿命の延伸対策が議論された。特に、犯罪被害者等支援については町田 康則議員が重要な質問を行い、長崎県の犯罪被害者支援制度に基づく施策について市の姿勢を問うた。
町田議員は、大型犯罪の増加に伴い、犯罪被害者支援が急務であると強調した。具体的には、犯罪被害者等基本法が成立し施策が進められる中、雲仙市もこの支援に関する条例の制定を模索していることを国との連携の必要性も訴えた。金澤 秀三郎市長は、県の条例に触発され、市としてもしっかりと取り組み、支援体制を検討していく考えを示した。
次に山本 松一議員が健康寿命の延伸策について質疑を行い、特に三重県いなべ市の取り組みを参考にした施策を提案した。市長は、雲仙市独自の施策を展開する方針を持ち、地域住民と連携した健康づくりを進めていく意向を示した。
また、集会所に設置するAEDの購入支援や県道改良についても触れられ、地域の安全強化に向けた適切な施策の必要性が強調された。最後に、農業用ハウス整備に対する国の交付金に関して不適切な支出が指摘されたことを受け、今後の調査と返還の可能性についても慎重な検討が求められた。