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雲仙市、コロナ対策補正予算2.9億円を可決

雲仙市第3回臨時会で新型コロナ対策の補正予算2.9億円が可決された。経済回復に向けた事業が盛り込まれる。
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令和2年第3回臨時会が7月31日に開かれた。

議事内容は、会議録署名議員の指名、会期の決定、新型コロナウイルス感染症対策に関する補正予算の提案が中心であった。

金澤秀三郎市長が挨拶では、最近の豪雨被害へのお見舞いと市内の無事を報告した。また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済支援として、補正予算の審議を依頼した。

今回の補正予算は、約2.9億円の追加で、最終的な予算額は370億円となる。

松橋秀明総務部長が補正の詳細を説明した。新規の雲仙市地域産業再起支援事業や宿泊需要回復支援事業の計上により、経済の早期回復を目指すと述べた。予算に計上された金額は、商工費として1億3,781万7千円の追加で、飲食店などに対する消費促進策である。

浦川康二議員が補正予算の内容について質問した。彼は、5月に配布した商品券の執行状況が29.3%と低いことを指摘し、今回の対策が本当に効果的であるのか疑問を呈した。また、前回の配布方法と異なる点について、その理由も追及した。

谷川裕行観光商工部長は、商品券が消費の促進に寄与していると回答した。執行率が低い理由は、換金手続きの煩雑さや、店舗数の周知不足であるとした。さらに、商品券の有効期限の設定についても意欲的な提案を受け止めると述べた。

上田篤議員は新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金に関する質問を行った。松橋総務部長は、約9億3千万円の枠の中での経費の活用を図っていく方針を示した。同様に、小田孝明議員は宿泊需要支援事業について、早期実施を求めた。

本臨時会は、議案第62号を原案通り可決し、全ての議事を終了した。今後も市政運営に注視し、市民の生活を支える施策が進められることが期待される。

議会開催日
議会名令和2年7月 第3回雲仙市議会臨時会
議事録
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