令和元年6月18日に行われた雲仙市第1回定例会では、様々な市政一般質問が行われた。
まず、「農産物の振興について」質疑が行われ、「今後も地域の農業振興に努める」と市長の答弁があった。特に、雲仙市は豊かな農業地帯であり、多くの農畜産物が生産されているため、その販路拡大への取り組みが重要視されている。
次に「雲仙グリーンロードの管理について」で、住民からの安全対策の要望が上がり、市が管理を行う重要性が指摘された。議員からは、道幅が狭く事故が懸念されるとの声も寄せられ、市は現状を調査し、必要な対策を講じる意向を示した。
「人事異動について」においては、職員の異動の原則について議論され、適材適所の人事異動の重要性が強調された。しかし、幹部職員の短期間での異動に対し、議員からは定着を促す必要性が指摘された。「既存道路の整備について」も議題に上がり、交通事故を防止するための段階的な補修が求められた。
さらに、「消費税増税について」質疑があり、市民生活への影響とその対応についての市の考えが問われた。市民の暮らしを支えるため、国の景気対策を追跡し、適切な対策を講じる方針が示された。
また、「国民年金の保険料について」の質問では、制度変更に伴う新たな措置の内容が説明され、周知方法についても言及された。「自治会の活性化対策について」は、242の自治会の現状と支援策について議論された。
「子育て応援住宅支援事業の取り組みについて」も取り上げられ、住まいづくりを支える法人との協力が進められているとの答弁があった。また、瑞穂総合支所の建て替えについては、耐震性の不足が懸念される中、プランが進行中との報告がなされた。
最後に「社会福祉行政について」では、通所介護事業の縮小が報告され、介護利用者の減少背景が説明されると共に、地域福祉の重要性も確認された。