雲仙市における第2回定例会で、地域振興や公共施設の利用法など多岐にわたるテーマが取り上げられた。
特に目を引いたのは、町田康則議員が取り上げた小浜温泉地域の観光対策である。議員は、観光施設「ほっとふっと105」の遊具拡充の必要性を訴えた。金澤秀三郎市長は、県有地の無償譲渡について進めており、今後の整備に関する方針を整理していく意向を示した。
また、山本松一議員の質問では、愛野町の有明川について河川の排水対策が必要であることが指摘された。市長は、河川の流下能力調査を行うことで、冠水被害防止に取り組む姿勢を表明した。特に橋梁や樋門が通水断面を阻害している問題に関して、調査結果を見て対応していく構えであることが説明された。
さらに、林田哲幸議員は、ふるさと納税の新たな取り組みとして旅先納税の導入を提案した。市長は多様な返礼品の拡充と共に、この新たな取り組みについて前向きな姿勢を示した。