令和6年の第1回定例会が開催され、雲仙市の市政一般質問が行われた。議員たちはさまざまなテーマについて市長に質問し、答弁が交わされた。
中でも渡辺勝美議員は、環境政策や農業政策について質問した。事前に指摘された京浜地震の影響についても触れ、再度、墓地設置に関する条例の周知を求めるなど、地域ごとの基準について議論が行われた。市長の金澤秀三郎氏は、墓地設置に関する法律と市の条例について説明した。その中で、個人が自分の土地に無断で墓地を建設することは難しいとの認識を示した。
また、がん対策事業については、大山真一議員が市長の施政方針に対し具体的な評価を求めた。市長は、移住者数の増加傾向や、農業生産基盤の強化等の成果を挙げ、市民へのさらなる支援を約束した。
さらに、上田篤議員はジェンダー平等の問題を取り上げ、特に生理用品の配置について議論を展開した。教育次長は、現在の制度を説明し、学校の保健室での教育が重要であると強調した。しかし、上田議員は児童生徒への配慮や、実際に必要な時にアクセスできない問題を指摘し、さらなる対策を訴えた。
最後に、リフレッシュセンターおばまの管理運営についても質疑が続いた。教育次長は現運営体制について説明し、安全面の確保についても配慮していることを述べたが、議員からより強固な指導者数の必要性が求められた。今後の運営方針や指導体制について、さらなる見直しが期待されている。
このように、定例会では多岐にわたるテーマが議論され、今後の雲仙市の施策や運営に向けた重要な意見が交わされた。