令和3年12月21日、雲仙市の第4回定例会が開催された。今回の会議では、重要な議題が数多く取り上げられた。
議題の一つである「令和3年度雲仙市一般会計補正予算(第12号)案」については、全会一致で可決される結果となった。この案は、雲仙市における様々な施策に必要な財源を補填するもので、総務常任委員長の渡辺勝美氏は、委員会での審査に基づき異議なく可決すべきと報告した。
続いての「損害賠償の額の決定及び和解について」では、土砂災害に関連した賠償の必要が生じたことが議論された。市民生活部長の本多正剛氏は、2021年8月に発生した災害において、明確な賠償が必要であると説明し、両議案とも全会一致で可決された。
新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況も重要な話題として取り上げられた。健康福祉部長兼福祉事務所長の前田孝章氏は、3回目の接種が医療従事者から順次実施されると述べた。また、接種券が高齢者施設の入所者向けに発送されることも報告された。また、未熟児を育てる事業に関する質疑では、増加する医療費に対してどのように対応するかが問題にされた。
さらに、「子育て世帯への臨時特別給付金支給事業」に関する議案も可決された。前田健康福祉部長兼福祉事務所長は、年内に現金給付が実施されることを説明し、対象者についての詳細も確認された。特に、クーポン給付からの変更がなされたことで、地元経済に貢献しやすくなることが期待されている。