令和5年第2回臨時会が4月25日に開催され、4件の議案が審議された。
まず、議案第25号の「雲仙市税条例の一部を改正する条例」に関して、三宅隆浩財務部長は、国の法律改正に伴い市の条例も改正する必要が生じたことを説明した。特に、軽自動車に関する税率の変更が影響を及ぼすとのことで、議員から具体的な質問が寄せられた。17番の小田孝明議員はその背景を尋ね、財務部長が新型コロナウイルス感染症の影響により、特例措置を延長し、最終的には締めくくる形になったと回答した。
次に、議案第26号「雲仙市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」についても、同様に法改正に基づく整備が行われた。これにより、課税限度額の変更などが提案された。さらに、議案第27号「雲仙市半島振興対策実施地域指定による固定資産税の不均一課税に関する条例」の改正も行われ、適用期間の延長が盛り込まれた。
最後に、議案第28号では、令和5年度の一般会計補正予算についての提案がなされ、予算額に追加が含まれ、低所得子育て世帯への特別給付金が計上されたことが報告された。三宅 財務部長は今回の補正額は7,374万3千円であり、前年度比0.3%増と強調した。新型コロナウイルス対策と位置付けるこの施策は、特に低所得世帯への支援を目的にしている。
すべての議案は、異議なしとして可決され、臨時会は閉会した。これにより、雲仙市の税制改正が進められることとなる。