令和2年第1回定例会が開催され、様々な市政に関する一般質問が行われた。
特に注目されたのは、危機的な人口減少に対する対応と市有財産の活用法についてである。小田孝明議員は、「出会い・結婚・移住・定住」の政策が重要であると指摘し、市長の施政方針に基づく新・子育て応援パッケージについて質問した。市長の金澤秀三郎氏は、婚姻数の増加が「新・子育て応援パッケージ」の結果であると述べ、前年の95組から121組に増加したと説明した。
次に、元村康一議員が望洋荘における食事提供の廃止について質問を行った。元村議員は、これは多くの市民に対する不利益であり、経営も厳しいとの意見が多いと強調した。市長は、利用者からの要望を受け、食事の提供が可能になる方向で検討する意向を示した。これにより、地域の観光資源の保護と付加価値の向上が期待される。
さらに、上田篤議員からは国民健康保険税に関する質問があった。市内の保険税滞納率が高く、資格証明書の発行が行われている現状において、保障人制度が入居に影響を与えているのではないかと問題提起した。市はいち早く対応する方針を示した。
また、矢崎勝己議員は学校へのエアコン設置状況とその効果について質問。教育長下田和章氏は、快適な環境で授業が行われるようになったことを報告し、今後の運用についても注意を払う方針を示した。
さらに、有害鳥獣対策についても言及があり、捕獲頭数の増加に向けた取り組みが続けられることが期待されている。特に、市民の安全に直結する問題として、捕獲活動の充実が求められている。
この様に、定例会では多岐にわたり重要な質問が出され、新たな方針や施策が次々と提示された。市民の生活をより良くするための継続的な施策が引き続き求められている。