令和4年第3回定例会が開催され、主に市の防災対策や経済政策について多くの議論が交わされた。
まず、防災対策として、町田康則議員が市の防災対策について質問した。市長の金澤秀三郎氏は、過去の自然災害の教訓を踏まえ、市全体の防災意識を高めていく必要性を強調。また、健康福祉と環境とも関連する防災対策を一貫して進めていくことを表明した。
次に、大久保正美議員が市内のトイレ整備に関する要望を伝えた。特に観光地として訪問客に好印象を与えるため、公衆トイレの整備が重要であるとの意見に対し、市は清掃頻度やバリアフリーの要素を取り入れたトイレ環境改善に取り組む考えを示した。
藤本淳次郎議員からは、コロナ禍における経済対策についても提起された。市は市民に対して4,000円分の商品券を配布し、飲食店での利用促進を図る計画を進めていることが説明された。特に飲食店に関しては、国からの助成を受けながら店舗支援を強化し、地域経済の回復を図っていく意向を表明。
経済回復の議論の中で、人口減少に対する取り組みも強調された。市内の高校への支援策として、既存の移住促進施策とともに地域に根付く仕組みづくりが求められた。特に国見町の成功事例から学び、移住支援や誘致戦略を検討していく必要性が指摘されている。