令和5年6月21日、対馬市議会の定例会が開かれ、議員たちが市政についての一般質問を行った。そこで、観光振興、通学路の安全確保、及び公共施設の整備が主要なテーマとして取り上げられた。
特に、観光案内板については劣化が進んでおり、観光客の利便性を考慮した改善の必要性が強調された。伊原徹議員は、関西からの観光客が遭遇した現状を例に挙げ、もっと視覚的に訴える案内表示の整備を求めた。市長は、今後写真付きの案内板を主要な観光地で整備する意向を示した。
また、個人観光客の増加に伴い、携帯端末での観光アプリの必要性も議論された。しかし、過去に citiesd されたアプリが利用しにくいとされ、取り組みの見直しも必要とされていた。観光交流商工部の村井英哉部長は、現状ではウェブを通じた情報提供を推奨していると説明した。
観光資源の見直しについても、将来的な観光振興に向けた計画が示され、特定のコンテンツの開発に観光コンサルタントの導入を検討する姿勢が確認された。市長は、これらの計画を強化していく考えを示した。
通学路については、佐須窓口センターの周辺における陥没や通学路の環境整備の必要性が指摘された。伊原議員は、特に樹木の剪定が必要であることを指摘し、教育長はその実施に向けた努力を約束した。
安全な通学路の確保もまた重要な課題で、狭隘通学路においては、路面標示や警告ポールの設置を行う必要があると意見があり、早急な対応が求められる。教育長は、これらの点について調査し、改善に向けて取り組む意向を示した。
今回の議論からは、対馬市が観光振興と市民の安全を重視した政策を推進する意志が強く表れた。行政の迅速な対応を受け、市民がより安全に快適に生活できる環境を整えることが求められる。