令和2年第1回対馬市議会定例会が開催され、主要な議題に関する審議が行われた。
本会議では、市政一般質問が行われ、長郷 泰二議員が産業振興や農業・水産業の振興策について質問した。市長の比田勝尚喜氏は、基幹産業である農林水産業の活性化が市の発展に不可欠と述べて、観光産業との連携による新たな交流人口の創出に意欲を示した。
特に農業の位置づけについて、持続可能な農業経営体の育成が急務であると強調。水産業については、陸上養殖の可能性についても言及し、新しい振興策が必要とされている現状を表出。市長は、「既存のやり方だけに依存せず、新たな手法を検討する」とコメントした。
次に、議案の審議では、令和2年度一般会計予算が集中的に議論された。この予算は、市民生活や福祉の向上に資する様々な施策が含まれており、歳入と歳出のバランスが話し合われた。議案第7号の予算案は賛成多数で可決された。
また、議案第3号の令和元年度一般会計補正予算についても慎重に審査され、最終的に原案の通り可決された。特に、DKに関する質問が目立ち、歳出の見直しや歳入の充実に向けての方策が論じられた。
加えて、選挙管理委員会の新メンバーやその補充員の選挙も行われ、議会の運営体制が整えられた。これにより、今後の市の政策実行に向けたスムーズな運営が期待される。
会期の短縮が決定され、定例会は気になっていた課題の多くを整理し終了した。会議の最後に市長は、全議案が無事に決定されたことに謝意を表し、今後の取り組みへの決意を新たにした。