令和２年６月１６日、対馬市議会は第２回定例会を開催した。
市長の比田勝尚喜氏は緊急事態宣言解除に伴う施策を報告した。６月１９日からの県外観光客の誘致解禁を控え、市民を対象とした対馬島民クーポンを６月２２日から販売する計画であることを明らかにした。
地域経済への影響を考慮し、市では新型コロナ対策として、施策が進行中である。特に、特別定額給付金は95%にあたる約1万4千世帯へ配付が済んでおり、今後も未申請世帯に申請を促す姿勢を示した。さらに、環境問題にも触れ、国連が提唱するSDGsの推進に向けた取り組みも進んでいること、環境保全の重要性を訴えた。
また、議事では多くの議案が承認された。特に、税条例の見直しが行われ、個人市民税や国民健康保険税の改正が決定された。市長は新型コロナウイルスの蔓延防止措置による影響を緩和する必要性が高まっていると述べた。
議長の小川廣康氏による議会の諸般報告では、議員の表彰も行われ、地域活性化の一環として、議員の功績が称えられた。議会は、新型コロナウイルスの影響を受けつつも、地域経済の回復に向けて確実に動き出している。そして、議案はすべて原案通り承認され、予算の増加や特例措置が施行されることで、対馬市のさらなる発展が期待される。