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対馬市議会、一般会計補正予算を可決 過疎対策法の制定も討議

令和元年第2回対馬市議会が一般会計補正予算を可決。新たな過疎対策法制定についても意見書を採択。
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令和元年第2回対馬市議会定例会が6月28日に開催された。今議会では、主に財政に関連する議案が審議され、重要な内容が可決された。

最初に議論されたのは、令和元年度対馬市一般会計補正予算である。この予算の追加分は主に地方交付税に関連しており、春田新一議員(総務文教常任委員長)がその審査報告を行った。普通交付税が1億4,536万2,000円追加され、補正後の額は127億8,061万4,000円となった。また、社会保障・税番号制度システム整備費や文化財保存整備事業に関連する補助金についても議論が交わされ、全体的に賛成多数で可決された。

次に、対馬市森林環境譲与税活用基金条例および対馬市立博物館設置条例が審議された。大部初幸議員(産業建設常任委員長)によると、森林環境譲与税は市の森林整備施策の財源として単独に計上されることになるという。この条例により、市における森林整備が一層進むことが期待されている。

対馬市立博物館設置条例では、現在建設中の博物館が令和2年11月に開館予定であることが明らかにされ、管理運営に関する事項が規定される。市民や観光客への情報提供の重要性が強調された。

また、陳情第4号に関連して、新たな過疎対策法の制定に関する意見書も提出された。この件については春田新一議員が趣旨説明を行い、過疎地域における生活環境や産業振興の課題に対処するため、新法の必要性が訴えられた。過疎法が実施されることによって、様々な分野における支援が強化されることが期待されている。

これらの議案全てにおいて、厳原及び比田勝における施設整備に必要な財源が確保されることとなり、議員各位も盛んに議論を交わす姿が見受けられた。票決の結果、全項目が賛成多数で可決され、今後の事業展開に向けての一歩が踏み出された。

また、議員派遣についても通り過ぎ、長崎県市議会議長会主催の研修会への出席が決まった。議長の小川廣康議員は、最後に市民の声を反映したまちづくりが進むことを願いつつ閉会の挨拶を述べた。今後の議会運営や予算実行への影響も注視されるべきと感じる。

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議会名令和元年第2回対馬市議会定例会
議事録
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